クリープハイプ・尾崎世界観インタビュー『破花』
「レコーディングの当日にやっと『思い切った方に振りきれたな』と確信できました」
エモーショナルなハイトーン・ヴォイスや赤裸々な歌詞、聞き手の心をつかむメロディで注目のロックバンド・クリープハイプ。ボーカル・ギターの尾崎世界観に、3月23日にリリースした最新シングル『破花』についてインタビューを決行。その独特の歌詞世界がどうやって生み出されていくのか?について迫った。
クリープハイプ
(L→R)小川幸慈(Gt.)長谷川カオナシ(Ba.)小泉拓(Dr.)尾崎世界観(Vo/Gt.)の4人組ギターロックバンド。2012年メジャーデビュー。4月には「YON FES 2016」「ARABAKI ROCK FEST.16」などに出演予定。
クリープハイプ・尾崎世界観がニューシングル
『破花』について語りつくす!
怒りや哀しみ、そしてその奥に潜む愛を綴った赤裸々な歌詞、危うさを湛えたハイトーン・ヴォイス、聞き手の心をつかむメロディで熱い支持を得るクリープハイプ。その最新シングル『破花』(はっか)について、ヴォーカル・ギターの尾崎世界観(おざき・せかいかん)に話を聞いた。
表題曲で印象に残るのは、暴れまわるバンドサウンドの激しさと、尾崎の感情むき出しな声だ。
「今回は曲の土台ができた後に、しばらく抜け切らない感じがあって。それでも『この曲には絶対いいものがある』と感じて、リズムやアレンジを変えたりと試行錯誤を続けて、レコーディングの当日にやっと『思い切った方に振りきれたな』と確信できました」
この曲は代々木ゼミナールのCMソング。しかし、そう聞いて大半の人が思い浮かべる“分かりやすい応援ソング”では決してない。
「『こういうイメージの曲で』という最初の話とはかなり変えて、自由に作った曲でしたが、それでも一度でOKをもらえて。過去にはオーダーを気にして作って後悔したこともあったので、今回は自分なりのやり方で受験だったり、勉強だったりというものに向き合い、そこから曲を作っていきました」
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